全国でも数少ない精密蒸留に特化した受託蒸留の専門会社となります。基本的に粗液をお預かりして高純度にして返送する業務となります。 蒸留のご依頼はさまざまで一般的な新液から市場にない高グレード品をお作りすることから、 真っ黒な廃液から新液同等のグレードへ再生する回収案件まで幅広く対応しています。
100％受託会社の為、自社製品はない会社となります。

液体の混合物から沸点差を利用して単一成分を取り出す技術となります。具体的には混合物を加熱して沸騰させ、得られた蒸気を冷却して取り出します。蒸気→冷却の1回の工程を単蒸留といい、これを蒸留塔を使用して繰り返し行う事を精密蒸留と言います。フクデ化学ではこの精密蒸留が得意で、沸点差の近い物質も分離する事ができます。

ご相談は無料です。簡単な情報からどの様な蒸留品が取得できそうかお答えします。また概算費用もお伝え可能です。
ラボ実験についても実機想定の場合は基本無償で対応しています。ただしサンプルーワーク・複数の粗体の実験等は2回目以降有償となる可能性があります。実験が主体である場合は初回より有償とさせていただいています。

ガラス製の蒸留機を用いて留分と釜残で10等分位に分けることが多いです。仕込み量としては500ml位が多いです。ご要望に合わせて段数や還留比・留出比率の調整も可能です。
取得した留分・釜残はそのまま返送し相互分析等を実施させていただく事が多いです。

試験蒸留のみのご依頼もお受けしています。開発品のお手伝い等、幅広く対応可能です。
数百ml～数L又は数百Lレベルのみの受託も可能ですのでお気軽にお問合せください。

融点80℃前後の物質まで問題なく対応しています。固化したドラムでも温浴で溶解させることが可能です。 製品としてはドラムへそのまま充填又は溶剤希釈しての充填となります。（フレーカーはありません）

強酸性物質も対応可能です。塩素系の他、臭素、カルボン酸系等々、いろんな酸性物質の蒸留に対応しています。

何れも検討可能です。特殊引火物は数量や沸点に制限はあります。新規化学物質については申請のお手伝いをすることが可能です。

塩や無機物・高分子物質等の残渣物が多く含まれている粗液からでも多数の回収実績があります。
高段数蒸留塔で処理することで、無色透明な新液同等品を回収できる可能性が高いです。

複数組成が混ざった粗液からそれぞれ分離して高純度化することが可能です。多い案件では1つの粗液から4種類の製品を回収しています。
ご依頼の多い案件としては反応中間体の蒸留で、反応生成物の他、未反応物質や溶剤も共に分離回収して返送可能です。

蒸留に特化した会社ではありますが、蒸留と合わせて反応やブレンド作業も出来る限り実施しています。 近年では効率化のご要望から反応蒸留の受託も増えています。またご希望の濃度でブレンドすることも可能です。

一斗缶・ペール缶・20Lポリ容器・1tポリコンテナ・1tSUSコンテナ、ポリやケミドラム・鉄ドラム・クリーンドラム・キャニスター缶・ローリー・ISOコンテナと様々な容器に対応しています。特殊容器でも検討可能ですのでご相談いただければと思います。ただ小容器への大量充填は手作業の為に対応難しいです。

数百ml～数千ｔ/年まで検討可能です。
最大サイズの蒸留釜としては、15KL・95段相当のバッチ釜となりますが、ご要望に合わせて連続蒸留塔を自社設計で専用釜としてご提案する事も可能です。

製品容器は弊社で在庫している200L鉄ドラムやケミドラムで対応する事が可能です。 ご希望によって専用グレード品を弊社で購入して使用する事や、ドラムをご支給していただいて対応する事も可能です。
運送については粗液は貴社手配で弊社へ搬入・製品は弊社手配での納品が多いですが、粗液引き取りも弊社手配することや共に貴社手配で対応することも可能です。

自社内で貴社専用蒸留塔を作る事は可能です。ただし、お客様の敷地内に作る事、設備の販売は基本行っていません。 ラボ機についても同様で設置・販売は行っていませんが購入会社を紹介する事は可能です。その他アドバイス等も可能ですのでご相談ください。

粗液をお預かりして蒸留後に製品をご返送する流れが基本となります。 その為、廃溶剤の買い取りのみは実施していません。また回収溶剤の販売もしていません。